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イミダの研究データ

国の研究機関や大学とのイミダ研究

ニッポンハム中央研究所では、鶏肉から抽出したイミダを使って、これまでに国の研究機関 (※1)や大学(※2,3)と連携し、たくさんの研究を行って参りました。

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作用メカニズムの解明(国立スポーツ科学センター※1)

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アスリートの運動能力測定(筑波大学※2)

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中高齢者の疲労・運動能力測定
(埼玉県立大学※3)

  • ※1:国立スポーツ科学センター( Japan Institute of Sports Sciences、略称:JISS):日本のスポーツにおける国際競技力向上のための支援を行う組織。スポーツ科学・医学・情報など各分野の研究者により、アスリートのサポートを行う。
  • ※2:筑波大学 体育専門学群
  • ※3:埼玉県立大学 保健医療福祉学部

筋肉中にイミダが多いヒトは?

筋肉中のイミダ濃度と運動パフォーマンスの関係

11人の健康な男性を対象に、筋肉中のイミダ(カルノシン)量と運動パフォーマンスの関係を調べました。体重の7.5%の負荷をかけたエルゴメーター(※1)により、30秒間の全力ペダリングにおけるパワーを測定しました。また、被験者の太ももの筋肉(外側広筋)に含まれるイミダ(カルノシン)濃度を測定しました。その結果、筋肉中のイミダ(カルノシン)濃度が高いヒトほど、高いパワーを示していました。

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30秒間全力ペダリング

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カルノシン(m mol/kg wet muscle)

筋肉中のイミダ(カルノシン)濃度が高いヒトほど、
高いパフォーマンスを示していました

Suzuki et al., Jpn. J. Physiol. 52: 199-205, 2002

※1:エルゴメーター:負荷をかけて、運動者の体力測定やトレーニングを行う器具。

筋肉中にイミダが多いと、運動パフォーマンスが高いのはなぜ?

イミダの作用メカニズム

イミダが筋肉中に多いと、なぜ運動パフォーマンスが向上するのでしょうか。ニッポンハムは国立スポーツ科学センター(※1)と共同で、そのメカニズムを調べました。 12名の健康な男性を被験者に、イミダ4gを含んだ食品もしくはイミダを含まない擬似食品(※2)を30日間摂取させました。摂取期間の前後に、 MRS(※3)という機械を使い、運動をしながら筋肉のpH(※4)を測定しました。

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MRSによる測定

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測定模式図

その結果、イミダを摂取した群では、擬似食品を摂取した群に比べ、疲労困憊になるまでの時間が長くなっていることがわかりました。

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また、通常、運動により筋肉中に乳酸がたまると、酸の作用により、筋肉のpHは下がっていきますが(グラフ○)、イミダを摂取した被験者では、筋肉のpH低下が抑えられている例も確認されました(グラフ●)。

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イミダを摂取していた場合、筋肉のpHが下がりにくいことが
確認されました

筋肉のpH低下は、筋収縮を妨げるので、結果として運動が継続できなくなります。しかし、イミダはpH低下を抑える作用があるため、その結果、運動を継続できる(パフォーマンスが向上する)のではないかと考えられました。

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国立スポーツ科学センターとの共同研究
Maemura et al., 11th ECSS, 2006

  • ※1 国立スポーツ科学センター( Japan Institute of Sports Sciences、略称:JISS):日本のスポーツにおける国際競技力向上のための支援を行う組織。スポーツ科学・医学・情報など各分野の研究者により、アスリートのサポートを行う。
  • ※2 擬似食品: 有効成分を含まないように製造した食品。ある成分の効果を調べるためには、その成分を含まない擬似食品を作成し、効果を比較する。被験者は、自分がどちらの食品を摂取しているかはわからない。プラセボとも言う。
  • ※3 MRS: magnetic resonance spectroscopy の略。磁気共鳴分光法。対象分子の磁場を測定することで、生体内の各種成分を非破壊で定量することが出来る。
  • ※4 pH:酸性からアルカリ性の度合いを表す。 pH7を中性とし、それより小さければ酸性、それより大きければアルカリ性を示す。通常、安静時のヒトの筋肉のpHは7前後になっている。

イミダを食品として食べると?

運動パフォーマンスが向上する

イミダを食品として摂取した時の運動パフォーマンスについて調べました。
健康な男性8名にイミダ1.5gを含んだ食品を摂取させ、30分後に体重の7.5%の負荷をかけたエルゴメーター(※1)により、5秒間の全力ペダリングを10セット行いました。また、同じ被験者に対し、日にちを変えて、イミダを含まない擬似食品でも同様の試験を行いました。

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パフォーマンステスト
(5秒全力ペダリング+25秒休息×10セット)

その結果、イミダを含まない擬似食品を摂取させた時には、セットを重ねるごとにパワーが落ちて行きましたが(グラフ●)、イミダを摂取させた時は、このパワーの低下が抑えられていました(グラフ)。つまり、イミダを食品として摂取すると、運動パフォーマンスが向上することが確認されました。

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イミダを摂取していると、特に後半の運動において、
高いパワーを発揮できることがわかりました

筑波大学との共同研究
鈴木ら, 体育学研究 49: 159-169, 2004

  • ※1 エルゴメーター:負荷をかけて、運動者の体力測定やトレーニングを行う器具。

筋肉中にイミダが蓄積する

イミダを食品として摂取した時の筋肉中の変化を調べました。
健康な男性8名にイミダ含有食品を30日間摂取させ、摂取前後において、被験者の太ももの筋肉(外側広筋)に含まれるイミダ(カルノシン)濃度を測定しました。また、体重の7.5%の負荷をかけたエルゴメーター(※1)により、 30秒間の全力ペダリングにおけるパワーを測定しました。

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パフォーマンステスト
(30秒間 全力ペダリング)

その結果、イミダを30日間摂取した後には、筋肉中にイミダが蓄積していることがわかりました。また、運動テストの結果、筋肉中のイミダ(カルノシン)が増えたヒトほど、パワーが増加していることがわかりました。(もともと筋肉中にイミダが少ないヒトにおいて、顕著な結果が見られました。)
つまり、食品としてイミダを摂取すると、筋肉中にイミダが蓄積し、パフォーマンスが向上することが確認されました。

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イミダの摂取により、筋肉中にイミダ(カルノシン)が蓄積し、それに比例したパフォーマンスの向上が認められました

筑波大学との共同研究
佐藤ら, 体力科学 52: 255-264, 2003

  • ※1 エルゴメーター:負荷をかけて、運動者の体力測定やトレーニングを行う器具。

筋肉痛が軽減する

筋肉痛への影響について、研究を行いました。
健康な成人男性10名に、200回のスクワット運動をさせた後、イミダ2gを含んだ食品を4日間摂取させました。スクワット運動の前、1日後、2日後、3日後、4日後に、科学的なアンケート手法VAS(※1)を用いて、主観的な筋肉痛の度合いを評価をしました。また、同じ被験者に対し、日にちを変えて、イミダを含まない擬似食品でも同様の試験を行いました。

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スクワット運動

その結果、イミダを摂取した時には、疑似食品を摂取した時に比べて、痛みの程度が低くなっていることが確認されました。

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イミダ摂取によって、筋肉痛が緩和されていました

環太平洋大学との共同研究
前村ら, 環太平洋大学研究紀要 1: 83-87, 2008

  • ※1 VAS: visual analog scale の略。 主観的な痛みの調査方法。10cmの直線上で、両端を【痛みがない状態】、【これまで経験した一番強い痛みの状態】として、現在の痛みが10cmの直線上のどこにあるかを示す方法。医療の場で多く使われる調査方法。

トップアスリートによる効果検証

ニッポンハムがパートナーカンパニーを務めるJリーグ セレッソ大阪のプロサッカー選手を対象に、トップアスリートに対しても、イミダの効果を検証しました。
セレッソ大阪に所属する選手13名を被験者とし、イミダ860mgを含んだ食品もしくはイミダを含まない擬似食品(※1)を14日間摂取させました。摂取期間の前後に、体重の7.5%の負荷をかけたエルゴメーター(※2)により、5秒間の全力ペダリングを10セット行い、パワーを測定しました。

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その結果、擬似食品を摂取した群では変化はありませんでしたが、イミダを摂取した群では、パワーの増加が見られ、運動パフォーマンスが向上していることが確認されました。

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トップアスリートでも、イミダによる運動パフォーマンスの向上が
確認されています

鈴木ら, トレーニング科学研究会 , 2002

  • ※1 擬似食品: 有効成分を含まないように製造した食品。ある成分の効果を調べるためには、その成分を含まない擬似食品を作成し、効果を比較する。被験者は、自分がどちらの食品を摂取しているかはわからない。プラセボとも言う。
  • ※2 エルゴメーター:負荷をかけて、運動者の体力測定やトレーニングを行う器具。

中高齢者の肉体疲労に対する作用①

ヒトの筋肉中のイミダ(カルノシン)濃度は、加齢と共に減っていくことがわかっています(年齢との関係)。そこで、中高齢者を対象に、イミダを摂取させた時の効果を調べました。
健康な中高齢男女20名に、イミダ225mgを含んだ食品もしくはイミダを含まない擬似食品(※1)を4週間摂取させました。摂取期間の前後に、筋力とバランス能力のテストを行いました。

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その結果、イミダを摂取した群では、ひざの筋力、バランス能力が摂取前に比べて向上していることがわかりました。一方、擬似食品を摂取していた群では、変化はありませんでした。

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イミダは、中高齢者の疲労の軽減にも役立つことがわかりました

埼玉県立大学との共同研究
佐藤ら, 日本食品科学工学会誌 59(4): 182-185, 2012

  • ※1 擬似食品: 有効成分を含まないように製造した食品。ある成分の効果を調べるためには、その成分を含まない擬似食品を作成し、効果を比較する。被験者は、自分がどちらの食品を摂取しているかはわからない。プラセボとも言う。

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